愛知県稲沢市には、市内市外含めて知られていない多くの魅力が隠れています。
そのひとつが「赤染衛門」ではないでしょうか?
赤染衛門(天暦10年(956年)頃? – 長久2年(1041年)以後)ー 平安時代中期の女流歌人として、和泉式部と並び称され、中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人として有名。大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚し、2度にわたる夫の尾張赴任に同行。稲沢市内には「赤染衛門歌碑公園」(稲沢市松下1-17-7)があります。歌碑は稲沢市政30周年を記念し、「赤染衛門」と、その夫で大江川の開削に力を注いだ「大江匡衡」の二人を顕彰し、後世に伝承する目的で建立されました。
ただ、、、
・この赤染衛門が稲沢市に所縁があること
・小倉百人一首の59番目に選出されていること
・紫式部や清少納言と親交があったこと
ご存知でしたか?
そう、愛知県稲沢市には赤染衛門の歌碑公園を有しながらも、その存在が多くの方に知られていないという現状があります。
“うたでつくるまちづくり”を活動理念に掲げる、特定非営利活動法人 ZAWA友FESTA実行委員会は、この「赤染衛門」という地域資源が、掘り起こされず、多くの方が知らないという状況を課題ととらえ、多くの方に地域魅力を知っていただくためのアイコンとして、「赤染衛門ちゃん」プロジェクトを始動させました。
現代風にアレンジした「赤染衛門ちゃん」には、14歳の中学生ながらシンガーとして活動する「Yui」さんを起用し、現代風のアレンジでオリジナル曲を制作。
歌詞では、小倉百人一首に選出されている、赤染衛門が詠んだ和歌を大胆に取り入れ、当時、赤染衛門が詠んだ和歌の情景を、現代に置き換えるとどうなるか、という発想で、スマホや無料通話アプリを題材に取り上げ、現代の乙女心を表現する曲となっています。
赤染衛門ちゃんは、同団体が毎年開催する「ZAWA友FESTA」に出演しているほか、愛知県内のイベント、ライブイベントに出演。
特定非営利活動法人 ZAWA友FESTA実行委員会 理事長 岩田周作さんは、「わかりやすさを重視してアイドルのような切り口で”赤染衛門ちゃん”を企画しているが、見据えているのは、あくまで稲沢市民のシビックプライド。”赤染衛門ちゃん”が多くの方に拡がり、その活動拠点である稲沢市が取り上げられることで、稲沢市民がそのことを自慢したくなるような、そんなアイコンに育てていきたい」とのこと。
ダメ!!やすらはで!!(ぐずぐずしないで)と腕を上げる、笑顔がまぶしい赤染衛門ちゃんのこれからの活動に期待が高まります。
赤染衛門ちゃん公式twitter
https://twitter.com/akazomeemonchan
YouTubeチャンネル「赤染衛門ちゃんねる」
https://www.youtube.com/channel/UC6ZkbXd_c2RZWPDTNJHRnag
コウケツ トモヒデ
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